芭蕉の旅を辿る『笈の小文スケッチ紀行』—時雨とともに歩む詩情の旅

旅の始まり—時雨とともに

松尾芭蕉が貞享4年（1687年）に旅立った紀行文『笈の小文』は、彼の人生観や俳諧観を映し出す重要な作品です。秋の時雨とともに江戸を発ち、鳴海や伊良湖崎へと向かう旅は、詩情豊かな風景とともに展開されます。

ふるさと伊賀上野への帰郷

年の暮れから正月にかけて、芭蕉は故郷である伊賀上野へと足を運びます。ここでは、彼の幼少期の思い出や、故郷への深い愛情が句に込められています。

春の訪れと桜満開の吉野

春になると、芭蕉は伊勢を経て再び伊賀上野へ戻り、そこから桜満開の吉野へと旅を続けます。吉野の桜は、彼の詩情をさらに高め、旅の美しさを際立たせます。

奈良、高野山、和歌の浦を巡る

吉野を後にした芭蕉は、奈良、高野山、和歌の浦へと足を運びます。これらの地では、歴史ある寺院や自然の美しさに触れながら、旅の感慨を深めていきます。

須磨、明石への旅の終着点

旅の終盤、芭蕉は須磨、明石へと向かいます。ここでは、源平合戦の歴史を感じながら、旅の締めくくりとしての句を詠みます。

『笈の小文スケッチ紀行』—旅の友として

本書では、芭蕉の紀行文『笈の小文』の原文と現代語訳に加え、旅の各地を描いた美しいスケッチ画を収録しています。芭蕉の足跡を辿りながら、彼の詩情豊かな旅を追体験してみませんか？

詳細は、ホームページ「心風亭芭蕉庵」にてご覧ください。

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# 笈の小文

内容は、笈の小文の原文および現代語訳ならびに次に示す45ヶ所46枚の画集です。

秋11月時雨と友に旅立ち鳴海や伊良湖崎へ参り、年の暮れから正月にかけて芭蕉のふるさと伊賀上野へ行きました。春には伊勢、伊賀上野から桜満開の吉野へ行き、更に奈良、高野山、和歌の浦を抜けて須磨、明石まで参りました。

芭蕉の紀行文「笈の小文」の跡を辿ったスケッチ紀行を、是非とも旅の友としてご一読下さい。

詳細は、私のホームページ「心風亭芭蕉庵」をご覧ください。

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