幕末から昭和を駆け抜けた宣教師、ビリオン神父の軌跡
幕末から昭和を駆け抜けた宣教師、ビリオン神父の軌跡
幕末の動乱の中、日本に降り立ったフランス人宣教師ビリオン神父。彼の目に映ったのは、迫害を受けながらも信仰を守り続ける隠れキリシタンたちの姿だった。
長崎から始まる宣教活動
ビリオン神父は長崎に入ると、持ち前の気力と知性を武器に日本各地で布教活動を展開した。彼の真摯な姿勢は多くの日本人の心を動かし、時にはユーモラスな一面も見せながら、人々との交流を深めていった。
幕末の志士としての側面
単なる宣教師にとどまらず、ビリオン神父は幕末の日本において重要な役割を果たした。彼は大隈重信に洋書を渡し、西洋の知識を伝えることで、日本の近代化に貢献した。
昭和まで続いたその生涯
ビリオン神父は昭和まで生き、日本の歴史の変遷を見届けた。彼の人生は、単なる布教活動にとどまらず、日本と西洋の架け橋となるものだった。
ホセ・パラシオス著『今、ビリオン神父を追う』は、そんな彼の生涯を詳細に描いた一冊である。幕末から昭和までの日本を駆け抜けた宣教師の姿を、ぜひ本書で追体験してほしい。
藩医から神父まで
本の情報 9784901151108ホセ・パラシオス/著 アガリ総合研究所 2003年06月 107P19cm 宗教≫キリスト教[キリスト教一般] イマビリオンシンプ オオウバクマツカラシヨウワマデシエスタブツクス 3SIESTABOOKS 3SiestabooksVol.3 注册日:2013/04/08