ジェンダーと刑法改正の7年間——変革の歩みと未来への展望
ジェンダーと刑法改正の7年間——変革の歩みと未来への展望
2017年、日本の性犯罪刑法は110年ぶりの大幅な改正を迎えた。そして2023年にはさらに根幹的な変化が加えられた。この7年間、日本社会はどのように変わり、どのような課題が残されているのか。
2017年の改正——110年ぶりの変革
2017年の刑法改正では、性犯罪の処罰範囲が拡大され、「強姦罪」が「強制性交等罪」に名称変更された。また、量刑の引き上げや、被害者の意思に関係なく起訴できる「非親告罪化」が導入された。
2023年の再改正——さらなる前進
2023年の改正では、性交同意年齢が13歳から16歳へ引き上げられ、公訴時効の延長が実現した。また、「強制性交等罪」「準強制性交等罪」は「不同意性交等罪」に変更され、処罰要件がより明確化された。
社会を変えた声
この改正を推し進めたのは、性暴力の被害者、支援者、フェミニストたちの力だった。法曹、ジャーナリズム、研究、医療、性教育、表現、運動など、さまざまな分野で社会を変えようとする声が集まり、刑法改正を実現させた。
未来への展望
刑法改正は大きな前進だが、まだ課題は残されている。性暴力被害者の支援体制の強化、ジェンダー平等のさらなる推進など、社会全体で取り組むべき課題は多い。これからも、声を上げ続けることが重要だ。
エトセトラ VOL.11では、この7年間の変革の歩みを記録し、未来への展望を探る。社会を変えた声に耳を傾け、さらなる前進を目指そう。
『少しずつ、生き方を変えていく。フェミニズムから見える希望の未来は？』
エトセトラ フェミマガジン VOL.11（2024SPRING／SUMMER）本 ISBN:9784909910233 出版社:エトセトラブックス 出版年月:2024年05月 サイズ:125P 21cm 社会 ≫ 社会問題 [ 性別問題 ] エトセトラ 11（2024-1） 11（2024-1） フエミ マガジン トクシユウ ジエンダ- ト ケイホウ ノ ササヤカ ナ ナナネン トクシユウ／ジエンダ-／ト／ケイホウ／ノ／ササヤカ／ナ／7ネン 登録日:2024/06/14 ※ページ内の情報は告知なく変更になることがあります。
