巨大なくまがもたらす驚きと感動――リンド・ワードの名作絵本
おおきくなりすぎたくま――リンド・ワードの名作絵本
絵本の世界には、読むたびに新たな感動を呼び起こす作品があります。リンド・ワードによる『おおきくなりすぎたくま』もそんな一冊。渡辺茂男による翻訳を経て、日本の読者の心にも深く刻まれる名作となっています。
シンプルながら力強い物語
本作は、ある少年と子グマの成長を描いた物語。しかし、このクマはすくすくと育ち続け、やがて少年の手には負えないほどの大きさになってしまいます。ふたりの友情と、やがて訪れる別れが、美しい絵とともに静かに語られていきます。
言葉を超えた絵の力
リンド・ワードは「ワードレス・ブック（文字のない絵本）」の先駆者として知られています。本作でも、彼のダイナミックなイラストが強い印象を与え、読者の心に深い余韻を残します。ページをめくるたびに変化するキャラクターの表情や情景が、物語の感動を最大限に引き出します。
子どもから大人まで楽しめる一冊
『おおきくなりすぎたくま』は、子どもだけでなく大人の読者にも響く作品です。成長することの喜びと哀しみ、そしてそれを乗り越えて生きていく力を教えてくれます。絵本の世界にどっぷり浸かりながら、人生の普遍的なテーマについて思いを巡らせることができるでしょう。
絵本好きなら一度は手に取りたい作品
本作は1998年にほるぷ出版から刊行され、長年にわたって愛され続けています。もしまだ読んだことがないなら、ぜひその世界に飛び込んでみてください。リンド・ワードの絵の魔法と心に残る物語が、あなたを新たな読書体験へと誘います。
くまさんの大冒険：大きさに負けない心
発行出版: 1998年12月15日 第22刷発行 ほるぷ出版
本品の体裁: 85ページ 26.7x19.6cm カバーなし
ISBN-10: 4-593-56123-XISBN-13: 978-4-593-56123-0
