舞踊の深淵に迫る――モーリス・ベジャールの『舞踊のもう一つの唄本』が描く新たな世界
『舞踊のもう一つの唄本』――舞踊が紡ぐ詩と物語
舞踊家として世界に名を馳せたモーリス・ベジャールが著した『舞踊のもう一つの唄本』(ISBN:9784403240362)が、新書館より1990年11月に刊行されました。訳は前田允氏が担当し、原書『L’autre chant de la danse』の繊細な感覚を日本語で味わうことができます。
舞踊の新たな可能性を探求する一冊
本書は単なる舞踊の技術書や評論ではなく、舞踊芸術そのものが持つ詩的世界を掘り下げています。ベジャールの豊かな感性によって、「踊ること」と「歌うこと」が一体となった独特の視点から舞踊のもう一つの側面を照らし出す、まさに"もう一つの唄本"です。
フランス文学の美しさを翻訳で堪能する
翻訳は前田允氏。原著の繊細なニュアンスを損なわず、読者にフランスの文化と舞踊の息吹を届けます。文芸・海外文学の一角を成す本書は、舞踊ファンだけでなく文学や芸術の愛好者にも強くおすすめできる作品です。
こんな方におすすめ
- 舞踊芸術の深層に触れたい方
- モーリス・ベジャールの思想や創作活動に興味がある方
- フランス文学を日本語で楽しみたい方
舞踊という身体表現と文学が交差する魅力的な世界をぜひ手にとって感じてみてください。