千年の時を超える物語の宝庫『今昔物語集』
千年の時を超える物語の宝庫『今昔物語集』
日本最大級の説話集
『今昔物語集』は、平安時代末期に成立したとされる日本最大級の説話集です。本書には、仏教説話・霊験説話・動物説話・歴史説話・世俗説話など、多岐にわたる物語が収められています。
収録内容
『新編日本古典文学全集 35』では、『今昔物語集』の本朝仏法部(巻十一~巻十四)が収録されており、日本仏教の創始を伝える聖徳太子や行基、役行者の物語が含まれています。また、神通力を失った久米の仙人の話など、興味深い説話が満載です。
物語の魅力
この説話集の魅力は、単なる歴史的記録にとどまらず、当時の人々の価値観や世界観を知る手がかりとなる点にあります。皇族・貴族から僧侶・武士、さらには霊鬼・妖怪まで、多様な登場人物が織りなす物語は、まるで王朝時代の百鬼夜行絵巻のようです。
後世への影響
『今昔物語集』は、後世の文学にも大きな影響を与えました。特に芥川龍之介は、この説話集を題材にした作品を多数執筆しており、日本文学の発展に寄与しています。
まとめ
『新編日本古典文学全集 35』は、日本の古典文学の奥深さを堪能できる一冊です。千年の時を超えて語り継がれる物語の世界に、ぜひ触れてみてください。
『わかもの物語』
本の情報 本のISBN 9784096580356 原著者と編者 馬淵和夫他 出版社 小学館 出版年月 1999年04月 サイズ 613P 23cm ジャンル 文芸 ≫ 古典 帳面 古典一般 シリーズ シンペン・ニホンコ・テンブン・がくゼンシ・ユウ 35 本のタイプ コンジヤクモノガタリ 巻数 1 書名 新編日本古典文学全集35 登録日 2013/04/04