ウクライナ独立の葛藤を読み解く──中井和夫『ウクライナ・ナショナリズム 独立のディレンマ』紹介
ウクライナ・ナショナリズムの複雑な現場を探る
東欧の激動期、1990年代のウクライナは新たな国の形を模索していました。そんな時代背景の中で刊行された中井和夫氏の『ウクライナ・ナショナリズム 独立のディレンマ』(東京大学出版会、1998年)は、ウクライナのナショナリズムが抱える政治的、社会的ジレンマを詳細に分析しています。
本書の見どころ
歴史的文脈への深い洞察 ウクライナの民族主義がどのように形成され、独立への強い願望を支えてきたかを示します。
独立における矛盾と葛藤 独自の国家建設を目指す中、内部で生じる意見の衝突や課題に迫ります。
国際政治の視点 冷戦終結後の激変する国際環境の中で、ウクライナがどのような位置づけにあったのかも考察。
なぜ今読むべきか?
ウクライナ情勢は新たな局面を迎えており、歴史的な背景を理解することがその理解を深める鍵となります。本書は、現代の政治的問題を紐解く上で欠かせない一冊と言えるでしょう。
書籍情報
- 著者:中井 和夫
- 出版社:東京大学出版会
- 発行年月:1998年11月
- 仕様:265ページ+8ページ、22cm
- ISBN:9784130360937
ぜひ、一度手に取って、揺れ動くウクライナの『独立のディレンマ』を自身の目で確かめてみてください。
ウクライナ独立の正当性とは何??
本情報 本ISBN:9784130360937 作者:中井和夫 出版社:東京大学出版会 出版年月:1998年11月 サイズ:265,8P22cm カテゴリー:社会≫政治>[国際政治] 検索キーワード:ウクライナナシヨナリズムドクリツノデイレンマ 登録日:2013/04/04