最期まで「美味しく食べる」を支える!在宅摂食嚥下リハビリテーションの実践ガイド
実践!在宅摂食嚥下リハビリテーション診療とは
「最期まで美味しく食べる」ことは、生活の質を保つうえで大きな意味を持ちます。本書では、在宅医療における摂食嚥下リハビリテーションの意義と実践的アプローチを、多職種の視点から解説しています。
在宅で食べ続けることの重要性
梶井文子氏による解説では、高齢者や慢性疾患患者が自宅で安全に食べ続けることの意義を徹底解説。食べる楽しみは心の安定にも繋がり、在宅療養のQOL向上に直結します。
栄養障害と安全な食事の実態
榎裕美氏らは、在宅療養者の摂食嚥下障害と栄養障害の現状を詳細に報告。適切な栄養管理が嚥下機能改善に欠かせないことを示しています。
人工的水分・栄養補給の具体的方法
西山順博氏は、在宅での人工的水分・栄養補給法のポイントを解説。患者の状態に応じた選択と管理の重要性を強調しています。
終末期・がん患者の食支援
菊谷武氏らは、がん患者の終末期における食支援の実践例を紹介。苦痛軽減と生活の質向上を目指すアプローチが詳述されています。
嚥下評価と食形態の判定
野本亜希子氏らは、機器を用いないスクリーニング検査からVEや超音波を用いた検査まで、在宅診療で活用できる嚥下評価法を丁寧に説明。藤谷順子氏は観察による食形態判定の技術を紹介します。
ICTとオンライン診療の活用
中川量晴氏らは、摂食嚥下リハビリにおけるオンライン診療とICT連携の可能性を探求。遠隔でのケア支援に役立つ最新技術を解説しています。
多職種連携による安全管理と看護
井上登太氏や山根由起子氏は、安全管理の実践方法や看護師が果たす役割を明示。チームで支える在宅ケアの現場を支援します。
高次脳機能障害・認知症への対応
福永真哉氏は、認知症や高次脳機能障害に伴う摂食嚥下障害への具体的な対応策を提案。個別性に配慮したリハビリの方法が分かります。
本書は、在宅で暮らす患者さんが「美味しく安全に食べ続ける」ために不可欠な知識と技術を凝縮。多職種が連携し、患者と家族を支えるための一冊として、医療従事者必携の内容です。
在宅での摂食嚥下リハビリテーション: 実践ガイド
# 商品概要
商品説明
最期まで「美味しく食べる」を支えるためには?
多職種・多方面からのアプローチ方法を一冊にまとめました。
実践的な項目満載!
目次
- 在宅において食べ続けることの意義とは?/梶井文子
- 在宅療養高齢者の摂食嚥下障害と栄養障害の実態/榎裕美ほか
- 摂食嚥下リハビリテーションを支える在宅での人工的水分・栄養補給法/西山順博ほか
- 在宅看取りにおける摂食嚥下リハビリテーションの意義/中村幸伸ほか
- がん患者に対する終末期における食支援/菊谷武ほか
- 在宅診療に有用な嚥下評価(1)機器を用いない検査スクリーニング検査/野本亜希子ほか
- 在宅診療に有用な嚥下評価(2)機器を用いる検査VE、超音波/古屋聡
- 観察による食形態判定の方法/藤谷順子
- 摂食嚥下リハビリテーションにおけるオンライン診療とICT連携/中川量晴ほか
- 在宅における摂食嚥下リハビリテーションの安全管理/井上登太
- 在宅における摂食嚥下訓練/山本徹
- 在宅における摂食嚥下リハビリテーションと看護/山根由起子
- 高次脳機能障害,認知症による摂食嚥下障害とその対応/福永真哉