腎病理診断の新たな指針——『非腫瘍性疾患病理アトラス』の魅力
腎病理診断の新たな指針——『非腫瘍性疾患病理アトラス』の魅力
腎疾患の診断において、病理学的評価は極めて重要です。しかし、腎生検病理診断は「検体数が少ない」「どこを見ればよいのかわからない」「疾患が多彩で複雑」といった理由から、多くの医師にとって難解な分野とされています。
800点以上の写真で学ぶ腎病理診断
本書『非腫瘍性疾患病理アトラス』は、腎病理診断の基本を豊富な写真と明瞭な解説で紐解き、臨床情報からの鑑別診断について詳しく解説しています。病理医や腎臓内科医にとって、腎病理の理解を深めるための必携の一冊です。
総論:腎病理診断の基礎
- 正常腎の組織所見:腎の発生、糸球体の構造、尿細管と間質、血管の特徴
- 腎病理組織学の基本的所見:糸球体、尿細管・間質、血管の病理所見
- 腎生検診断のプロセス:検体の取り扱い、特殊染色のポイント、診断の進め方
- 臨床情報からの鑑別診断:ネフローゼ症候群、蛋白尿・血尿、急性腎障害(AKI)、M蛋白血症など
各論:主な疾患と鑑別診断
- 微小変化型ネフローゼ症候群と巣状分節性糸球体硬化症
- IgA腎症とIgA血管炎
- 糖尿病性腎症、アミロイドーシス
- ループス腎炎、ANCA関連血管炎
- 移植腎の病理診断
腎病理診断の新たな指針
本書は、腎病理を専門としない病理医や腎臓内科医にとっても理解しやすい構成となっており、腎疾患の病理診断を行う上での重要な指針となるでしょう。腎病理診断のスキルを磨きたい方にとって、必読の一冊です。
書籍情報
- タイトル:腎(非腫瘍性疾患病理アトラス)
- 編集:大橋健一、小池淳樹、冨田茂樹、原重雄
- 出版社:文光堂
- 出版年月:2022年11月
- ISBN:9784830604881
腎病理診断の新たな指針として、本書をぜひ手に取ってみてください。
そしてマンハッタン
本書詳細
本ISBN:9784830604881 大橋健一/編集 小池淳樹/編集 冨田茂樹/編集 原重雄/編集 出版社:文光堂 出版年月:2022年11月 サイズ:427P26cm 医学≫臨床医学内科系[臨床医学内科その他] ジンヒシユヨウセイシツカンビヨウリアトラス 非腫瘍性疾患病理アトラス 登録日:2022/11/10 ※ページ内の情報は告知なく変更になることがあります。